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活動報告

ホップ栽培に、農業の将来性を感じています

元気な町づくり、私たちも応援しています!

秋田県横手市大雄 小野孝男さま・祐子さま

昨年の種苗交換会をはじめ多くの大会で数々の優秀賞を受賞している小野さんのホップは、その品質や安定的な収量確保に定評があります。

「始めて25年目になって、やっと安定したホップ作りができるようになりました。ビール会社からの需要も約束されていましたし、減反政策に対応する目的で始めたのですが、最初の7~8年は苦労の連続でしたよ」と小野さん。

「特にどの面でのご苦労がありましたか?」という私の質問に、「やはり、土づくりですね。ホップに限らず農産物はどれも同じですが、高く評価してもらえる作物に育てるには土壌改良は一番大切なことですからね」。

今となっては毎年納得のいくホップとなっているのですが、そこには大変なご苦労があったようです。ホップは背丈が急激に伸びるそうで、選別などは高所でしかもすべて手作業。土作りのほかにも大変さがあるようです。

小野さんご夫婦と一緒に
(小野さんご夫婦と一緒に)

私が「今一番の不安なことは何ですか?」と聞くと、小野さんは「一つは後継者問題。そして二つ目が農薬や栽培法に関わる厳しい規制への対策です」と真剣な表情で答えてくれました。

それぞれの問題に対してさまざまな工夫や取り組みをしながら最良の方法を模索している段階のようです。

最後に「横手の農業の将来性をどう考えますか?」という問いには、「私たちは農業に夢を持っています。いろいろな問題はありますが、これを何とか乗り越えて農業の建て直しをしていきたいと思っています」と話してくれました。

私は小野さんのお話を聞いて、後継者確保の問題や農薬など農業行政のあり方について緊急の課題であるとの認識を再確認し、今後、県政の場で具体的な改善のための協議の必要性を強く感じました。
小野さんのお話の中で、「ホップ作りに明るい未来はあります」という力強い言葉に勇気付けられました。

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