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活動報告

「福祉のまち大森」のさらなる充実に向けて

世代間交流・地域交流を通じた活力と潤いに満ちた長寿社会の実現を目指して秋田県が設立した「南部シルバーエリア」。県南はもとより秋田県全体における総合施設運営のパイオニアとしてこれまでに果たしてきた役割は大きく、今後の展開についても大きな期待が寄せられています。

全国に誇れる設備・施設 ~課題の「さらなる充実」には県と地元の連携が必要~

南部シルバーエリアは、地元をはじめとする県内の人々が交流できる設備を持つコミュニティセンターを中心にしており、市立大森病院を核とする「健康の丘おおもり」との連携により、地域福祉の充実のための新たな取り組みを積極的に進めてきました。明るく広々としたエリアは秋田が全国に誇れるものであり、今後、県や市はもちろんのこと地域との連携を強め、どのようにして充実していくかが大きな課題です。

施設運営の自立が必要 ~利用者満足度向上のための取り組み~

コミュニティセンターでは利用者数が減少傾向にあり、目的の一つである「より多くの方々による利用」の面からも大きな課題となっています。県の指定管理者制度の導入により経営的な自立を強力に進めているところですが、利用者の確保については特に大きな改善目標として位置づけています。「いきいき学園」の内容充実など積極的な事業実施により利用者確保を進めているほか、「利用者満足度の向上」にも力を入れているようです。これは利用者からの要望や苦情を真摯に受け止め、出された意見に対しては確実に回答し改善していく取り組みです。こうした総合的な改善活動の継続が利用者増につながっていくものと確信しています。

エリア外の施設と共に育つ ~県内各地の施設への指導者的な役割が求められる~

南部シルバーエリアはこれまでも福祉施設運営の充実を進めてきましたが、今後はこれまでの運営ノウハウを活かして県南はもとより全県を視野に入れた施設育成の役割を果たしていくことが求められていると思います。エリア外の施設との情報交換や事業連携などを進めることによって共に育っていける仕組みづくりにも着手するべきではないでしょうか。そのためには、今まで以上に地元を巻き込みながら地域一体となった「いきがいづくり施設」へと発展させていけたら良いと思います。秋田県にとっても福祉の充実は県政の最大の課題です。南部シルバーエリアを核として、基幹産業である農業振興はもちろんのこと、大森地区の発展のために私も秋田県政の立場から力を尽くして参ります。

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